我が家の忠犬。。。。。

『心の中のありふれた風景』の中でみかん山から富士山を眺めていた。そんな話をしましたが、いつもその傍らで私の話し相手になってくれたのが、愛犬『キャンディー』でした。
犬のいる生活が当たり前だった子供時代でしたので、月日が流れ・・・・・家庭を持ってからも犬を飼いたくてたまりませんでした。
しかしアパート住まいでは飼うこともできず、ようやく9年前に飼うことができるようになり、今の『カイ君』が我が家の家族の一員になりました。





カイ君はもともと甲斐犬の母と野良の雑種でしたので、『おまえは甲斐犬の血をひく者なのだ!それを忘れるな!』と『カイ』と名付けた次第です。

(あまり甲斐犬ぽくなかったんですよね。)


周りや家族からも「そのまんまだね。」と言われましたが、
「『血統』というものは大事なんだ。」と私のこだわりで命名したのです。


彼は今までに2度 脱走(?!)をしたことがあります。


1度目は今の家に引っ越しをする前のことです。
引っ越しを考えた時、「犬を飼える所がなかったらどうしよう」とカイの前で夫婦で話をしていた翌日でした。二人の会話を じーっと見つめていたカイ。
4日後くらいに見つけてくれたおじさんの車に乗って無事帰ってきましたが、「カイ君」は頭を垂れて申し訳なさげにしていました。

『しっかり話を聞いてたのかね。自分がいたら迷惑とでも思ったのだろうか。』と妻が言っていました。



2度目は 今の家に来てすぐのこと、私も体の調子を崩し食事が取れない状態でした。
「カイ、お父さんはご飯が食べれないんだ。」なんてことを言ったもんだから、カイ君 再びいなくなる。


こんどは1週間の旅に出ました。\(◎o◎)/!


今度は警察から電話が入り、「似ている犬がいるので見に来てほしい」と。

行ってみるとやせ細ったカイ君がしょんぼり檻の中にいました。

おまわりさんから「えらい犬だよ。他人から餌を一切、もらわなかったそうですよ。」と言われ


「こいつ、主人が断食してるから、お前も断食したのか。」と思うと泣けて泣けて。(T_T)


犬って人の話をよく聞いているんだなと思います。
いつも、無条件に喜んで出迎えてくれ、癒してくれる カイ君。

甲斐犬の血は引くのに耳がたれている。

でもおかげで近所でも可愛がられて、彼のおかげで引っ越した先でも近所とのご縁をつないでいただき、彼が人を呼んでくるような運勢を持っています。

きっと幸せを呼んでくれる犬なのかも知れません。

ありがたや。ありがたや。カイ君これからもよろしくね。(*^_^*)